10.隠岐島マラソンの感想
場所:島根県隠岐郡西郷町
日時:10月4日(日)am10:50
日本全国、世界各国の行ったことのない所へ行って、走ることだけが、今の私のたった一つの生きている証です。
今度は、後鳥羽上皇、後醍醐天皇などの流刑の地で知られている隠岐の島を、走ってみました。
北海道のどこかの大会とは違って、大会本部はとても、親切でした。
おまけに、前日には、祝電までくれました。
隠岐島へ行く最善の道筋は、米子空港まで飛行機で飛び、JR境港線の中浜駅でディーゼル車に乗って
境港まで行き、境港から超高速船レインボーで、隠岐に渡るというものです。
ちなみに、大会本部が、高速船の割引券をくれました。
(しかし、何で境港には、げげげの鬼太郎が居るのだろうか?水木しげるの故郷かな?)
私は、民宿の江の原さんにお世話になることになりました。
そこで、加藤君という愛知県の真面目そうな青年と相部屋になりました。私と同じようにマラソンを最近
始めたらしいのです。
一年前の私を見る様で、感動的でもあり、私も30歳ぐらいで目が覚めていれば、早々と会社を脱出して、
未だに独身では無かったはずだと、後悔したりもしました。
10月3日は、前夜祭で、多くの屋台や出店が並びました。みんなとても安い値段で(イカ焼きが300円など)
なかなか美味しいものばかりでした。(サザエご飯を除く)
さて、次の日いよいよ大会です。加藤君に負けたくない?と思いながらトップランナーでスタートしました。
しかし、最後まで持つ訳もなく、先頭グループの人たち(4人かな?)は、直ぐに遙か先に行ってしまいました。
しかし、私の後ろにも、誰もついてきません。とにかく、こういうときは、マイペースよりも少し早めを、
一人で保持して行くしかありません。
ところが、誰もいなくなると、かえって走るのが楽しくなってきました。
私は、今確かに、歴史的な隠岐の島を走っている。
こんな良い日に、こんな素晴らしい事なんて、まずは、ないだろう。
気がつくと、かなり早く走っていました。あと1分で、前の人に追いつくところでした。
私の順位は5位でした。
ついに、表彰台に手が届くようになったのです。
ようきんJCのみなさん、応援有り難うございました。
わたしは、今度は、世界を目指して、限りなく強くたくましく、走りを楽しんでいきます。
ところで、10月18日は、埼玉県小鹿野町で走ります。
ニューヨークには、10月29日出発です。