3.三ヶ月で,あなたも三流ランナーに

「0.はじめに」
 ”マラソンランナー”と言うと、何か常人を越えている人と思われがちです。
しかし、走ることは、人間本来の能力であり、ほとんど誰にでもできることなのです。
半身不随にもかかわらず、車椅子でマラソンランナーをやっている人さえ、いるのです!
特に、私は、次の様な人が、マラソンランナーに適していると思っています。

  1. 小学校の頃、運動会で何時もビリで、運動神経が切れてると言われた人(私もです。遺伝で怒られる悲しい子供達)
  2. 卓球・バドミントンのような、こせこせとした技を使うモノは大嫌い(タモリ?)
  3. サッカーをやると必ず顔でボールを受けてしまう(私もですが、ホントは顔めがけて思いっきり蹴る馬鹿が悪い
  4. ゴルフ・スキー・スキューバダイビングなどは、金が無いからできなーーーーい
  5. 人生を見失った。死にたい。(要するに鬱病、私も


「1.まず、ストレッチングをマスターせよ]
 本来健康になるために行う運動で怪我をするほど、バカバカしい事は、ありません。
ところが、ほとんど怪我をしないで済む、方法があるのです。
スタティックストレッチングです。専門書も多く出ているので、勉強してみて下さい。従来のラジオ体操や、人に柔らかいところを自慢することが、如何に危険なものか、分かります。
十分理解して、ストレッチングをやらないと走れないと思うほど徹底してください。
走る前には、必ず、10分以上かけて、ストレッチングを、やるべきです。


「2.良い靴を手に入れる」
 
必ずランニング専用のシューズを、スポーツ専門店で購入して下さい。
私は、スーパーマーケットで、ランニングシューズまがいのモノを買って使用し、見事に足の爪をはがしました。とにかく、良い靴を使うと、足の疲労感が段違いなのです。トレーニングの効率のためにも、健康のためにも、お金を惜しまないようにしましょう。
ただし、例外があり、マラソンソーティーの様なレース専用のモノは、三流選手がはくと、足の裏が壊れるそうです。(私は、平気でした。改善されているのかな?)
 私は、ターサーソニックゼロに変えて、何と、足が痛いところまで直してしまいました。


ターサーソニックゼロ:毎日いじめているので、かなりくたびれているが、性能は抜群だ。
マラソンソーティーサイバーIII:悪名高いが、私が使っても問題無くなったらしく、調子良い。
しかし、性能は、おろし立てのターサーソニックゼロの方が少し良かった様な?


「3.足の爪を切る」
 空手の基本は、小指の爪をしっかり切っておくことだそうです。
マラソンも同様で、足の爪が伸びていると、爪が壊れるか、靴に穴が空くか、どちらかになります。


「4.補給する水分を確保せよ」
 
一昔前の根性論は、もう誰も信じなくなりました。とにかく、10km以上走る場合は、途中で水分を補給しないと、大変危険だということが、分かっています。
脱水症状や・熱中症などにならないためにも、おおよそ4km毎に100〜200ccの水または、スポーツドリンクを摂取しなければ、いけません。
これは、自動販売機に頼っても良いのですが、ランニング用のボトルを買って中にスポーツドリンクを入れておけば、経済的です。
また、ウエストバッグにパック入りのモノを入れて行く方法もあります。(私もやった)


これは、ランナーズ特製だが、普通のモノも、専門店には売っている
ただし、補給にビールを使用したら、命の保証は、致しかねますので、ご了承下さい。


「5.体脂肪率を20%以下にせよ」
 体脂肪率があまりにも高いと、20km以上レースの完走は不可能です。何らかの方法で、必ず体脂肪率を、少なくとも20以下にして下さい。
 そうそう、マラソンは、太っている人ほど、トレーニング効果があるモノです。私の経験から言うと、体脂肪率が20以上の時は、10km走る毎に、おおよそ1kgも体重が減るようです。かといって、あまり急ぐと、病気になったりして、走行不能になるので、1〜2ヶ月かけて、計画的に、体脂肪率を減らしましょう。
(体脂肪率30ぐらいで、10kmの大会に出て、ラストランナーになるのも、良いかもしれないが・・・・・)


「6.なるべく、涼しい時に涼しい格好で走ろう」
 
確かに、暑いときに走った方が、トレーニング効果は、上がります。しかし、それにもまして、危険性が大きいのです。30℃を越えると、走ってはいけないというのが、マラソン界の常識です。25度を越えた時点でも、あまり好ましくありません。どうしても、そういうときに走りたい人は、(私も)このような、ランニングウェアを買って下さい。
これを。着れば、30℃近くでも、何とか走れます。また、白熱した試合にも、いい記録を残せそうです。


初めは、格好だけかと思っていましたが、これを着ると確かに速い


「7.練習量・練習で走るペースは、調子と相談して」
 
調子の悪いときに速く走ってはいけません。その時は、最後まで持つ様なスピードで走りましょう。
私の経験によると、距離さえ走っていれば、ほぼ、同じトレーニング効果が得られます。
 正しくは、心拍数が、一定になるようにするのです。私は、パルスグラフを使っていますが、なかなかの優れものです。これで、練習のやりすぎが、無くなりました。
とにかく、調子の悪いときに無理をしない工夫が必要です。
 また、これも大事ですが、少なくとも1週間に1日は、走らない日を入れて、休まなければいけません。
私は、一日平均15km走っていますが、1流選手でなければ、普通は、一日平均10kmぐらいが良いとされています。


「8.頭がくらくら、やる気が出なくなったら、鉄タブを食べよう」
 
最近の研究で分かったことですが、マラソンなど、足の裏に衝撃がかかるスポーツをすると、多くの赤血球が、足の裏で破壊されてしまうそうです。そこで、赤血球を再生するために、鉄分の補給が必要になります。
鉄が不足すると、「何もする気がない」無力感に陥ったり、「頭が痛い」「立ちくらみする」などの症状が出ます。
私も、よく、そんな状態になるので、こんなモノを飲んでいます。
 後日分かったのですが、鉄以外にビタミンB1,B2も不足するので、エビオス錠」などを飲むともっと良い。

「9.大会の申し込み」
 さぁこれで、あなたも三流ランナーの仲間入りです。大会に申し込むときは、「ランナーズ」「ランニングライフ」などに出ている一覧表から、これぞと思うのを選んで、切手を貼って自分の住所氏名を書いた返信用封筒を同封して、大会要項と、申し込み用紙(または振替用紙)を各大会の事務局に請求してください。
 料金は、郵便振替か、郵便為替か、銀行振込で支払います。宿は、大会要項で、紹介している所と交渉して決めます。
さぁ あなたもマラソン大会に、出場しましょう!


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