滋賀県内には戦時中、大阪俘虜収容所の分所が3箇所開設されていた。第8分所が野洲郡中主町に、
第9分所が神崎郡能登川町伊庭に、第10分所が坂田郡米原町にあった。 いずれも昭和20年5月18日に開設され、第9分所の捕虜たちは琵琶湖沿いにあった中の湖の干拓作業に従事させられていた。 終戦時の第9分所収容人員は301人、その内訳は、米兵109人、オランダ兵69人、イギリス兵67人、オーストラリア兵55人、 ニュージーランド兵1人で、収容中の死者はなかった。
大阪俘虜収容所第9分所跡
第9分所は、写真右側にある金刀毘羅神社の近くにあったらしい。
|