桂川町もまた他の筑豊の市町村と同様、かつては炭鉱町として栄えてきた。 元炭鉱住宅共同浴場(現ASO弥栄店) まず目についたのがこの建物。懐かしさのあまり店の人に聞いてみた。思ったとおり、 「炭鉱社宅の中にあった元共同浴場」だという。現在は、麻生産業が経営するスーパーとなっている。
同上 ASO弥栄店の向こうがボタ山。現在は削り取られて麻生飯塚ゴルフ倶楽部となる。
旧炭鉱社宅 炭鉱社宅がまだ残っていた。
貯水槽の上に腰掛けていたご老人に声をかけてみた。現在78歳。18の時吉隈炭鉱に 入り採炭をしていたという。「よその炭鉱事故で大勢の人が死んだとき、次は自分の番かと思ったが、わしは今もこうして生きて おる」と語ったその言葉が、とても印象的だった。
炭鉱施設跡
そのご老人の目前に見える小高い丘の上にも炭鉱施設があった。この写真はその場所から
老人側を見下ろしたものであるが、ご老人が腰掛けているすぐ後ろに「入坑口」があったという。その右手にも坑口があったこと
から、人車用と炭車用に分かれていたようである。
同上 向こうに見える桜の木がある場所には悲しい話があった・・・・・
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