最強のMTA!qmail を使おう!(その5)

起動前準備

 su - alias
などで、ユーザーaliasになる。
fastforwardを使う場合は、
.qmail-default
ファイルを作る。
内容は、以下の通り。
|/var/qmail/bin/fastforward -d /etc/aliases.cdb
(注意:バウンスを禁止したいときは、|/var/qmail/bin/fastforward -p -d /etc/aliases.cdb)
fastforwrdを使わない場合は、
/var/qmail/bin/maildirmake Maildir
で、Maildirを作成して、
touch .qmail-postmaster .qmail-mailer-daemon .qmail-root
chmod 644 .qmail*
とすると、postmaster MAILER-DAEMON root 宛のメールがMaildirに届く。
fastforwardを使う人は、スーパーユーザーに戻って、
/etc/aliasesを編集して
newaliasesを実行する。
(rootにメールを配信するのは、好ましくないので、root宛のメールは、
先頭で、adminなど、別のユーザーに向けておく。)
注意:/dev/null は、サポートされていない。
特定ユーザー宛(userxxx)のメールを捨てたい場合は、
/var/qmail/alias に、.qmail-userxxx
というファイルを作って #だけを記述しておく。
次に /etc/tcp.smtp.cdbを作成して、tcpserverのアクセス制御をする。
vi /etc/tcp.smtp
などで、以下の様なテキストファイルを作成する。
127.:allow,RELAYCLIENT=""
192.168.0.:allow,RELAYCLIENT=""
192.168.10.:allow,RELAYCLIENT=""
219.166.53.195:allow,RELAYCLIENT=""
219.166.53.196:allow,RELAYCLIENT=""
=.home.ne.jp:allow,RELAYCLIENT=""
:allow
リレーを許可するIPアドレス:allow,RELAYCLIENT=""
または、
=.リレーを許可するドメイン名:allow,RELAYCLIENT=""
として、メールのリレーの許可を指定する。
最後の:allowは、メールを任意の場所に送信し、任意のアドレスから受信する事を示す。
IPアドレス:deny と書いて、特定IPからのメールを遮断することも出来る。
/etc/tcp.smtpが作成できたら、
tcprules /etc/tcp.smtp.cdb /etc/tcp.smtp.tmp < /etc/tcp.smtp
と入力して、
/etc/tcp.smtp.cdbを作成する。

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